「日本の木造建築の魅力と匠たちの技」
(2006年7月23日 会場:豊島公会堂 参加者:600人)
第9回公開講座では10周年を記念して2本の講座を用意しました。
第1講座「薬師寺大伽藍の再建と西岡棟梁の仕事」
30年以上に及ぶ薬師寺大伽藍の復興を手がけた池田建設の石川博光さんを講師に招きました。「この建物は少なくとも1000年先の人に伝えたいのです。400年後には西岡棟梁以上の大工が現れて、私たちの気持ちを理解して修理してくれると信じています。」と話しました。また、宮大工・西岡棟梁の仕事についてもお話されました。
第2講座「唐招提寺平成の大修理と匠たちの仕事」
東京立正短期大学非常勤講師で文筆家の玉城妙子さんを講師に招きました。唐招提寺金堂の修理が進む中で明らかになった歴史的背景を追い、金堂を後世に伝えるために奮闘する匠たちの挑戦を、たくさんのエピソードを交え、数多くのスライドを使って話していただきました。著書に「唐招提寺匠が挑む」など。