東京建築カレッジでは、日本の木造建築技術や木の文化をテーマに、公開講座を開催しています。豊島区の後援を受けひろく地域住民のみなさまを対象としていますので、どなたでも無料で参加いただけます
第13回公開講座
第11回公開講座
第10回公開講座
第9回公開講座
第8回公開講座
第7回公開講座
第6回公開講座
第5回公開講座
日本最古の木造建築・法隆寺を 題材に、日本建築の魅力を語る 鈴木嘉吉先生。 前回に引き続き、自由学園明日館講堂が会場でした。 参加者の質問にもていねいに 答えてくださいました。
「木を生かした日本の建築文化の魅力」〜法隆寺はいつ建てられたか
(2004年7月25日 会場:自由学園明日館講堂 参加者:300人)

 第7回講座では、日本の古社寺建築研究の第一人者であり、薬師寺、朱雀門、大極殿などの復元にも携わり、「法隆寺再建・非再建論争」でも著名な鈴木嘉吉先生を講師に招きました。
 前半では、法隆寺建築略年表で史実に照らしながら、玉虫厨子、山田寺金堂、雲形組物の比較、若草伽藍の発掘成果などをもとに、法隆寺再建について説明されました。後半はスライドで豊富な実例を示し、参加者の質問にもひとつひとつ丁寧に 答えてくださいました。
 「1000年の木を使った建物は1000年持つといいますが、実はそうではない。300年400年の木を使って1000年以上持たせているんです」という言葉が印象的でした。