|
 |
 |
「はばたけ白鷺! 姫路城昭和の大修理と技能後継者の育成」
(2005年7月24日 会場:和敬塾講堂 参加者:300人)
 |
 |
 |
 |
今回初めて会場となった和敬塾講堂にはたくさんの聴衆が集まりました。 |
講師の西村吉一先生は姫路城の保存・研究だけでなく、技能後継者も育てています。 |
敷地内には、日本の代表的な西洋建築である旧細川侯爵邸(和敬塾本館)が公開されています。 |
 |
第8回講座では、「姫路城の語り部」と言われ、世界遺産に登録された姫路城昭和の大修理に携わった技官・西村吉一先生を講師に迎えました。
木造建築は周期的な修理をすることによって長い寿命を保っています。世界でも有数の巨大木造城郭建築、国宝姫路城。終戦後、倒壊寸前にまで荒廃していたこの城を救ったのは、昭和31年から8年間にわたって行われた解体修理でした。高さ50メートルの天守閣をいったんばらばらに解体して、一から組み直す難工事です。城の要となる長さ25メートルの檜の心柱を探すドラマは、NHKプロジェクトXでも紹介されました。400年前の築城技術に加えて、さらに400年先を見据えた現代の建設技術を加味し、見事復活しました。
西村先生は、大修理後も姫路市に残り、「人々の知恵と汗の結晶、自然の贈り物が息づくこの城を、これからも大切に次代へ受け継ぎたい」という思いを込めて、平成9年からは、「工墨の杜学舎」を開いて技能後継者育成に尽力されています。
|
|
|